今日の一冊

 

「俺ではない炎上」

 

 

 

 

 

「6人の嘘つき大学生」もよかったが、こちらもまた素晴らしかった。

文章がうまいし、ミステリーとしても完成されてる。

はらはらしたし、気持ちよくだまされた。

 

 

 

(注意:以下、自分のためのメモ=ALLネタバレ)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

・主人公の山縣たいすけは、自分に身に覚えのない、自分のアカウントに死体の写真が投稿され、やがて本当にしたいが発見されることで、犯人とされ世の中のすべてに追われることになる。逃走しながら、犯人を捜す。

・犯人は、娘の夏美の小学校時代のクラスメートえばたんこと江鳩。

・物語の途中に入る、娘とえばたんのエピソードは、実は過去のもの(ここが最大のトリック)。そのときに夏美が作ったアカウントを現代の江鳩が利用し、女子大生たちの殺害を山縣たいすけのアカウントから発信していた。

・現在の夏美は「さくら」だった。山縣=山形県さくらんぼ。からきたニックネーム。自分がかつてつくったアカウントが誰かに使われて、父が犯人扱いされたことから、独自に捜査を始めていた。