理屈を後から足すやり方は、意味がない。
多くの書籍やら議論やらで、優れた作品や商品を逆解析して、
「優れた作品や商品はこうやったらできる」とかのたまってるけど、優れた作品や商品の生み出し方に方法論なんてない。そんなものがあったらみんなこぞってやってるだろう。
どこもかしこも、分析や解析をして一仕事したつもりになっているけど、それは手段の一つであって、作品じゃないから。商品じゃないから。
身近な自分の作品について、たまに上手くいったなんていう手ごたえがあったとしても、その手ごたえをもう一度やってみようとしても、出せない。記憶にある限りの同じ手法をとっても、ほぼ出ることはない。それです。
どうやったらホームランうてますか。と大谷翔平選手に聞いてみても、「さあ?僕も知りたいです」とでも言うのではないか。
出ちゃった。出来ちゃった。は不可逆なもの。方法論なんてない。
自分ですら理解不能なパワーとか勢いで出てくるものであって、分析や解析はほとんど意味はないのだと思う。そんな議論の中に自分を置く前に、どんくさく考え続けるべきだ。
僕らにできることは、ホームランの確率をあげていくことだけです。□