悪者になりたくない。

 

いい子で居たい。

 

いい子と言われたい。

 

無意識なのだろうが、いつからそうなのかはわからないが、そういう行動原則に基づいて自分はずっと生きて、動いている。

裏返せば、悪者にはなりたくない。ということである。

そんな自分も、時には、悪者になってしまうことがあり、そんなときはすごく「へこたれる」。..........というか、そんな生易しい言葉ではなくて極論、「死のうかな」と思う位、落ち込むこともある。

先日、自分は「悪者」になってしまった。

 

大垣書店に、定期購読を申し込んでいた雑誌があり、発売されると書店に受け取りに行っていたのだが、その日引き取りに行ったときは、書店が39号と40号の2冊を出してきた。

表紙を見ると39号は受け取った記憶があったのだが、書店は「受け取りの記録がありません」ということなので、いったん39号と40号の2冊を受け取ることにして、「自宅で確認してもし購入済みだったら返品しに来ますね」と、お伝えして帰宅したのだが。

案の定、確認してみたら、39号は購入済みだった。

で、後日書店に返品をしに行ったのだった。

 

が、「定期購読していて、この号は既に購入済みだったので返品します」と、若い男性店員にお伝えすると、(たぶんそういう対応をしたことがなかったのだろう)店員はしどろもどろになって、ちょっと聞いてきます、と店の奥に走っていった。

やがて戻ってくると「本の返品はできませんので....この本と同じ金額の別の本で交換という対応しかできませんので........もごもごもご」と、なんだかおかしな返答をしている。

そこで、改めてちゃんと説明をしたらよかったんだ。

でも、自分はイラっとしてしまって「そんな対応有りますか、返品できないんですか」ときつく当たってしまった。

振り返れば、冷静になって、改めて定期購読をしていた旨、他の店員さんとの前回の話をちゃんと説明をしたらよかったのだ。

でも、こちらは客として、どの店員であっても、定期購読のミスがあった前回の店員との話を引き出してもらえる、共有してもらっているくらいのことを期待してしまっていていたから、説明の言葉を端折りすぎた。

その後で、再度、若い店員は青くなって、ちょっと偉そうな女性店員を呼んできたことで、返品はできたのだが、女性店員はかなり怒っているようだった。

 

「返品なんて、常識はずれでしょ。返せっていうならお金返すわよっ。さあ金持ってとっとと帰りな!」という顔をしていた。

 

そこが、説明をし直す最後のチャンスだったかもしれない。

でも、結局自分は「同じものを勝手に自分で買い間違えて、金返せ。とクレームをつけにきた悪者」になった。

 

まあ、一言でいえば「察してくれよ」ということだったのよ。

 

定期購読をしていること、店員のチェック漏れがあって同じ本を買うことになってしまったことを、店員全員が共有していて、店に行けば「はい、その件は聞いております、返金致します」って言ってほしかったのよ。

でも、別の店員が来た時に、ただのクレーマーになってしまった自分が、すごく悔しくて。

 

期待しちゃったんだな。それが自分のミスであり、罰なんでしょうね。□