馬刺しの愉しみ

 

ふるさと納税の返礼品で馬刺しを頂いた。

 

馬刺しというのは高級食材なのだろうか。

良くはわからないのだが、これまでの人生で馬刺しを食べる機会というのがすごく少なかった上に、食べたときは人生の節目のような重要な宴会の場とかだったから、勝手に「めったに食べられないもの」(=高級食材)と思い込んでいる。勿論、味についても美味かったと記憶している。

そんな馬刺しをこのたび、どっさりと頂いた。

冷凍されている馬刺しを流水解凍し、薄く包丁でスライスし、生姜醤油でいただく。美味い。最高だ。

いつぞや居酒屋で食べた馬刺しと変わりはない。

 

これが牛肉であれば、神戸牛だの米沢牛だの松阪牛だの、どこの牛かで、味わいにも大きな差が出てきたりするが、馬刺しには、銘柄は無いのだろうか。まあ、自分が以前美味しいと感じた味とほぼ同等であれば、銘柄はこだわらない。

 

馬刺しというが、これは当然、馬の「肉」である。それでいて「刺し身」である。

お酒を合わせるならば、何が合うのだろうか。

肉というなら、赤ワインであろう。

刺し身というなら、日本酒であろう。

たぶん、どっちでも合うのだろう。

自分は、日本酒でいただいた。おろし生姜の醤油の味わいととてもマッチする。至福のときだ。

 

なかなか外で食事をする機会がとれない時期なので、じっくりとこの珍味を味わい、愉しみたい。□