もやテン2023 美術部門
1.杉本博司と江之浦測候所
2.吉山明兆「五百羅漢図」@東福寺展
3.徳永なごみ「MUSUBI」@上野の森大賞展
4.山本真澄「祝福される命」@えき美術館 日本画新展
5.甲斐荘楠音展@京都国立近代美術館「横櫛」「虹の架け橋」「スクラップブック」
10.アンディ・ウォーホルKYOTO@京都京セラ美術館
次点
・ヴァロットン白と黒@三菱一号美術館
・藤井俊治「仮縫い」@京都市文化博物館
・ピカソとその時代展
今年もいろいろ観ました。
ダントツで、杉本博司でしょうね、今年は。5000年後の遺跡を作るという江之浦測候所への発想と実現する力とか、日本の表現者の中でもトップクラスです。それでいて、静かなところがまたすごい。と思っていたら、ライフワークの「海景」を今度は宇宙から撮影したりしてる。言葉が出ません。
東福寺展の吉山明兆の五百羅漢はよかった。10名ずつ50枚本当に描き切っているというのが圧巻です。全作をきっちり図録にしてほしかった。生でしか見られないという緊張感で展覧会が盛り上がったというのもあるけど。
今年は展覧会以外でも、コンクールで優れた成果を出した作品たちにも目が留まった。
徳永なごみ「MUSUBI」、山本真澄「祝福される命」、藤井俊治「仮縫い」。どれもすごかった。積み重ねるのがバカバカしく感じてしまうくらい、彼らは「シード」なんだよな。□