BS4K

 

BS4Kを見てみたいと思って、チューナーを探している。

 

チューナーだけ買っても、きっとすぐに録画したくなるな。と思い、BDレコーダーのカタログを見ているのだが。

すごいね。来るところまで来ている。

16Tってどういう数字だ。

BDレコーダーの進化は、ただただ、チューナー数を増やす、記録容量をふやす。ということで続いていくのだろう。

それだけの容量があれば、当然「テレビを1週間丸ごと録画」といった発想になって、すげえなぁと思ったけど、刹那、そもそも、そんなに録画して見られるのか?と考えてしまう。

さらに、テレビってこれからもそんなに見るものなのだろうか?

たぶんNHKを見ることが最も多くなると思うけど、1週間全部録画しなくとも、今はNHK+もあって1週間くらいなら見逃したものをみることができる。

1年に1度か2度の、プロフェッショナルに宮﨑駿監督登場。といったようなレアな番組を見逃すことを回避するために、16TのBDレコーダー買うのか?と考えてしまうと、ちょっと冷めてくる。

さらにこの先、テレビってそんなに見るものなのか?....と考えてみると、さらに冷めてくる。確かに、最近はテレビを一度もつけることなく終わる日が多くなってきている。Youtubeなどの映像をつまみ食いするくらいで、腰を据えてテレビの前に座る時間は少なくなっている。

 

コンテンツ過多が進み、ゲームにせよ、テレビにせよ、映画にせよ、自分の持っている時間ではとても消化できる量ではない。

商品化されたBDやらDVDを買ってみても、過去の作品を振り返る時間なんてのも、ほとんど残されていない。

いつか見るときがくる。なんて時間は、多分来ないのでは.......。そんなことを考えてしまうのだ。

形にして持っておきたい。なんていう願いも、「あとどれくらい持っていられるか」と思うと、価値が薄く感じられてくる。

結局、来世に持ち出せるものなんてない。

僕らは結局何を求めているのだろう。で、たどりつくのは「今を生きる」ということなんだろうけれど。□