「宮本武蔵は、強かったのではなくて、単に負ける試合をしなかっただけ」
......といった逸話をどこかで聞いたことがあります。
とはいえ、やっぱり強かったんだと思いますけどね。
勝ち戦だけ、なんて戦い方をしていただけでは、決して歴史に名が残ることはなかっただろうし。
でも、この切り口はとても重要です。
「準備をする」ということなのでしょう。
試合の前に、相手の弱点を調べ、自分の得意な所を磨いておく。そして、負けることが明らかな戦いは避けることもあった、ということなのでしょう。
宮本武蔵はそういうことをずっと続けていたのだろうと思うのです。
言い換えれば、「予習をする」ということなのかと。
最近、なにかにつけ「予習」をしています。
例えば「何を話すか」「どの順番で話すか」「何を決めるか」等を、全てあらかじめ頭の中に並べてから本番に臨むのです。するとサクサクと仕事がはかどったりします。
別に意識的にそうなったわけでもなくて、予習しないと回らない、という体験を重ねていくうちに出来上がったやり方なのでしょう。
「予習」とくれば「復習」もします。
忘れる前にもう一度頭の中でおさらいする。それをセットにしています。
思えば、そんなことって中学生や高校生のころから、先生たちに何度も言われていたことだと思うんです。
かつて親や先輩たちが口を酸っぱくして伝えようとしてくれていた大切なことを、今更になって受け止めたりしているんですよね。
大切なことって、言葉だけじゃなくて、内発的な気付きがないと浸み込んでいかないんだよなあ......。
習得って、思った以上に時間がかかるものです。土に還るまで勉強です。
今日も読んでくれてありがとうございます。
忘年会に行くのにも予習してます。www□