プラチナ社が100周年を迎えました。
デジタルの時代がやってきて、手で文字を書く人が激減する昨今であっても、
今なお万年筆という「アナログの極東」が元気であることを誇らしく思います。
万年筆は、手に取るには中々のハードルを課す筆記具である。
気軽に書けない。
手入れが面倒。
そして高価。
多くの人は、筆記具なんて100円のボールペンで充分だと思っているし、
ちょっと興味があって手に取った人ですら、長く使いこなせる人は中々少ない。
万年筆は、使う者に「高貴なストレス」を与える。
ぼくらは、その高貴なストレスを受け入れてでも、この道具と共生したいと思っている。
万年筆は、この少しでもずれたら崩壊しそうな奇跡的な需要と供給のバランスを、崩すことも、壊されることも無く、100年間ずっと、筆記具の王者として君臨し続けているのである。
これからもずっと万年筆と共に。
今日も読んでくれてありがとうございます。
今年こそはペンドクターのペンクリニックに参加してみたい。□