光のスピードで

 

「歳をとるほど時間が早く感じられるのはなぜ?」

 

............に、チコちゃんが教えてくれました。


「人生にトキメキがなくなったから」


.................!?

うそでしょ。
毎日、トキメイテいるわい!
思わず、口応えしてしまいました。
少なくとも自分なりにトキメイテいるつもりでいます。
でも、時間は光のように過ぎていっています。こはいかに?

僕の理屈はこうです(どこかの受け売りかもしれませんが...)。
赤ちゃんや幼児にとっては経験した人生が1年ならば、
1日は、1/365となります。
でも、人生を40年生きた人にとっては1日は、1/14600です。
つまり人生の長さに比例して1日、1秒はどんどん小さい数値になって行くのです。
いままで生きた時間に比べて1日の重みがどんどん小さくなっていく。
だから早いと感じるのです。
道端に転がる石ころや雑草に喜ぶ僕にとっては、この考え方のほうがしっくりきます。

あるいは、歳と共に、まかされる仕事や課題の密度が高くなっていくのも時間を早く感じる原因なのかなとも思っています。
幼い頃は「1たす1はなあに?」「2でーす」のように、答えがすぐ出る問題を解いていたような気がします。
そのころは、問題に取り組む以外の残された時間を、自分の時間に充てることが出来たので、1日を長く感じることができていました。
でも、歳を重ねて「平和とは何か」とか「生きがいとは何か」みたいな、答の無い問題をかかえるようになったり、多くの仲間たちと一緒に答えを作っていくような、より大きくて複雑な問題に取り組むようになったりして、仕事に没頭する時間が多くなったように思うのです。1日中、1年中考えて答えは出ない。自分の時間が取れない日々です。

ゆっくり進む時間とは、自由に過ごせる時間。なのではないかとも思うのです。

時間が早く進む、遅く進むかどうかは、良い、悪いということではありません。
どっちでもいい。
ただ、何かに没頭して充実した日々が過ごせたらいいかなと思っています。

チコちゃん、口答えしてごめんねー(笑)。□