Gメン75の思い出

 

75年から~80年代にかけて放送された刑事ドラマ「Gメン75」のDVDマガジンが発売された。

 

全355話もあるという。
丹波哲郎を中心として、キャストをかえながらも7年にわたって続いた長寿の刑事ドラマである。

 

OPで空港を横一列になって歩くメンバーの姿がかっこよかった。

 

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「キャンピングカーに乗った鬼婆」という作品が、今なお記憶に焼き付いている。

 

Gメンのメンバーがオフで渓流を訪れるのだが、川に死体が流れ着く。

岩肌に血で「鬼婆」と書かれている。鬼婆の仕業なのだろうか。コワイ。

夜になると、メンバーが宿泊するキャンピングカーが鬼婆に取り囲まれ絶体絶命。コワイ。
..........というような話だったと記憶している。

 

刑事ドラマと言うよりも、ホラーのテイストが強く、当時幼かった自分は毛布をかぶり、震えながら観ていた記憶がある。

「怖い、やめて!........で、どうなったの?」

そういう人間は根っからのホラー好きな奴である。自分もそれだった。
怖いならば、見なければいいのに、それ以上に怪異、怪談、ホラーへの興味が強く、その晩、一人でトイレに行けなくなったとしてでも、その恐怖を見届けたいという欲求が上回ってしまうのである。
 

その他のエピソードでは、
土砂降りの雨の中、ラーメンの出前がやってくるのだが、届けられたのはバラバラ死体の腕だったというエピソードもあった。これまたコワイ。
壁にナイフを突き刺したら、壁から血が噴き出して、掘り起こすと頭蓋骨が発見される。コワイ。
頭蓋骨に粘土で肉付けして生前の姿を再現したら、その頭部の目がぱっと開いて、自らを殺した犯人を呪い殺すのである。めっちゃコワイ。

もはや刑事ドラマではなく、完全なホラーだ。

 

そんなエピソードがこのDVDマガジンによって全てみられるのである。

全355話はとても集めきれないが、興味のあるエピソードだけでも買い求めて、あのとの恐怖をもう一度味わいたいのである。

 

だけど、1枚に3話収録され隔週で発売されるということで、計算すると「キャンピングカーに乗った鬼婆」が収録された107号あたりが発売されるのは、5年後ということになるのです..........。

それまで待ちきれるのだろうか。

覚えていられるのだろうか。大阪万博がはじまるころではないか。□