今日の一冊

 

「透明な螺旋」 東野圭吾著 文藝春秋

 

 

 

 

 

 

 

 

(以下、自分のためのメモ。全てネタバレしているので注意)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ガリレオの実母が登場。

島内園香にDVをしていた男・上辻亮太が殺害される。

犯人は銀座VOWMのママ・根岸秀美。

自分の娘を捨ててしまった過去をもち、その孫と思しき島内園香を守るために上辻良太を殺害するが、実は肉親ではなかった。そう思いたいがためにそれを否定しうる上辻を殺した。

島内園香をかくまった絵本作家・松永奈江はガリレオの実母だったが、園香をかくまったのはただの厚意であり、秘密やトリックというものはなかった。

家族愛というテーマは良いが、それぞれがつながっておらず、トリックもないので、これまでのガリレオシリーズとしては、パンチが足りなかった気もする。□