鎌倉殿の13人を振り返る。

 

「鎌倉殿の13人」は、

 

言い換えるならば、

 

「シン・源氏物語」かと。

 

平家の歴史を描いた作品に「平家物語」があるのだけど、

世にある「源氏物語」は光源氏の物語であって

平家物語」のような興亡を表現した作品となっていない。

そういう意味で、鎌倉殿の13人を「平家物語」と対をなす、

興亡を描いた作品としてみれば、「シン源氏物語」とも

いえるのではないかと思ったのです。

 

あるいは、

 

「シン・仁義なき戦い」かと。

 

深作欣二監督が鎌倉時代をテーマに任侠を撮ったら

こんな風になるのではないかと思って見てました。

気にくわんやつは撃ったれという凄惨なストーリーで、

13人いた御家人もラストでは3,4人になっていた....。

 

ドラマが始まった頃八重さんを口説いていた好青年の

北条義時の姿はすっかり消え失せ、まるで任侠映画

ボスみたいな恐ろしい風貌になりかわっていた。

 

1年間見切れてよかったです。

大河ドラマの面白さ、楽しさを肌で感じました。□