二人展から、1か月が経過した。
振り返ってみると、もう退屈をしている。
出品した絵は全部、真っ黒な炭のようなものに見える。
空気に触れるとすぐに「炭」になってしまうようだ。
どうして自分の絵は「結晶」にならないのだろうか。
そしてまた自分の作品の退屈を埋めるため、
新しい作品を生み出さねばならない。
今度こそは、色褪せない、ずっと輝き続ける結晶を!
という気持ちでキャンバスに向かう。毎度のことだが。
4象限の右上。を目指す。
自分が楽しくても観る人が退屈するのも、罪です。□