映画「ミッションインポッシブル7 デッドレコニングPart1」の劇場は、満員だった。
夏休みということも追い風になったのだろうが、映画館がシネコンというスタイルになってから「満員」という状態をほとんどみたことが無かった。
映画館はやっぱり満員御礼がいい。
劇場を埋め尽くした観客たちを眺めると、思った以上に年配のお客さんが多い。
そりゃそうだ。
トム・クルーズも齢61歳という。
劇中でやっている派手なアクションやアクロバットを見ていると、とてもその年齢を感じず、30代くらいにすら見えるのだが、彼だって観客と共に歳を取っている。
トップガンのころは20代で、同世代として観てきた人も60~70歳にはなっているのだ。
以前、perfumeのライブに行ったときも、同じく客層が思った以上に年配だったのだが、それもperfumeの活動の長さを鑑みたら、デビュー当時から追いかけてきた人はそこそこの年齢になっているのもうなづけるだろう。
俳優やアーチストと一緒に歳をとっていく。
そういう喜びが沁みわたるようなことが増えてきたように思う。
ステージの上にいる彼らと、それを見守るファンたちは、出会ったときから心の中は、当時のままで、おかえりなさい!ひさしぶり!をやっているのだ。
いわば、同窓会のようなものだ。
自分にとって、トム・クルーズやレオナルド・ディカプリオはファンとして共に歳をとっていく盟友のような気がしている。
アーチストで言えば、ユニコーンだなぁ。あと、ゲームセンターCXも。
どっちが死ぬかはわからないけど、一生のお付き合いになりそうだ。
「一緒に歳をとる」というのも、なかなか乙です。□