もやテン2022 書籍部門

もやテン2022 書籍部門

1. 絵本「かないくん」谷川俊太郎松本大洋
2. 「葉桜の季節に君を想う」歌野晶午
3. 「ねじまき鳥クロニクル村上春樹
4. 「白鳥とコウモリ」東野圭吾
5. 「すべてがFになる森博嗣
6. 「その裁きは死」アンソニーホロヴィッツ
7. 「時計館の殺人綾辻行人
8. 「迷路館の殺人綾辻行人
9. 「メインテーマは殺人」アンソニーホロヴィッツ
10. 「禁断の魔術」東野圭吾

次点
・「透明な螺旋」東野圭吾
・「兇人邸の殺人」今村昌弘
地球の歩き方 ムー
地球の歩き方 日本

「かないくん」は、素晴らしかった。シンプルで深い。こんな絵本があったのかと。
絵本てこんなに深いのかと思ってその後いろいろ読み漁ったけど、これほどのものは見つかっていない。相当のものなのだと思う。
「葉桜の季節~」は、今年のミステリーベストワンです。構成や驚きがとびぬけていた。元気が出るラストも素晴らしい。
ねじまき鳥クロニクル」は、ようやく読めました。村上春樹作品の中でも、屈指の完成度だったと思う。
「白鳥とコウモリ」は、東野圭吾らしい、少しずつ明らかになっていく事件の全貌とつながっていく面白さが健在。この厚さで欲も上手にまとめたものだと感心してしまう。禁断の恋という設定も面白かった。
すべてがFになる」は、動機設定はわからなかったが、世界観やキャラクターがすごい魅力を放っていた。
アンソニーホロヴィッツ作品は、堂々とした安定感。海外作品はあまり読まないが、ラストにも驚きがあり、品質の高いミステリーだった。残り8作も楽しみ。
綾辻行人館シリーズは、どれも素晴らしい。特に人気の高い2作を読めてよかった。□