シンエヴァンゲリオン劇場版を観てきました。
20年以上にわたって続いてきたエヴァもついに!完結です。
ストーリーの解析や解説、ネタバレは他のサイトにまかせることにして、ちょっとした所感を少々。
当時エヴァがテレビアニメーションとして放映開始されたころ、僕はまだ学生で、主人公のシンジ君に比べればちょいと年上くらいだった。
劇中で、音信不通だった父親に突然呼び出され「エヴァンゲリオンに乗れ!」と命令されたシンジ君が、
「そんなの、できっこないよっ!」
と絶叫するのを見て、
わかる。わかるよ。そんなの俺だって無理だ。
.....と、シンジ君と目線を合わせて同情したりもしていたのだけど、あれから20年もたってみると、シンジ君は14歳のままでも、こちとらすっかりおっさんになってしまっているから、
「そんなの、できっこないよっ!」
と絶叫するシンジ君をみて、爆笑してしまう自分がいた。
まるで、ジャイアント馬場が十六文キックを炸裂させたとき「待ってました!」と叫ぶファンのように、シンジ君のその絶叫を、まるで決め台詞のように「待ってました!」と叫んでしまう自分がいたのである。
かつては同じモラトリアムの穴に棲んでいた自分も、すっかりシンジ君を引き離して大人になってしまっていたんだなと、沁み入る気持ちになりました。
ガンダムのように、続けていく方法はないものかと期待はしていたけど、エヴァに搭乗できるパイロットはやっぱりシンジ君や綾波、アスカしかいないし、シリーズ展開は難しいのでしょうね。
マジンガーZ、ガンダム、そしてエヴァンゲリオン。
一つのロボットアニメの時代が今、終わりました。
しばらくはエヴァロスが続きそうですが、どの世界にも超新星が現れて時代を埋めていくものです。いづれポストエヴァも登場することでしょう。
すばらしい作品と共に、同じ時代を生きられたことに感謝。□