進撃の巨人の結末は、
「大政奉還」だったのではないか。
マーレ=夷狄に対する鎖国。
ラストのエレンの死は大政奉還を成し遂げ、暗殺された龍馬と重なる。
一気に展開していくラストで、
混乱はするわ、疑心暗鬼技師にはなりまくるわ、という感じなのだけど、
整理すると、混乱する事態の解決案として出てきた結末は3つあったと思う。
案1:安楽死計画(ジークの計画)
エルディアの民から生殖能力を消すことで、
現存する世代で全エルディア人を自然消滅させる。(マーレだけ残る)
案2:皆殺し計画
エルディアの民以外の全人類を地ならしで消し去り、
エルディアだけの世界を作る。(エルディアだけ残る)
案3:エレンの計画
エルディアの民から生殖能力は消さず、巨人の能力のみを返上する。
(エルディアとマーレが残る)
こんな感じなんだろうけど、
エレンがやろうとしていたことを実現するために、
なぜ地ならしを発動させなくてはいけなかったかは、未だしっくりこない。
地ならしやらなくても、案3を達成するやり方があったのでは?と思ってしまう。
アニメーションも完結に向かって進んでいるので、
個々で改めて再読して脳みそを整理しておきたい。□